テキストサイズ

迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第14章 ぷりん




「マシロ・・」




違うんだ

俺が一緒に居たいのは



お前なんだよ





「ユウヤさん」




「・・ん?」




「豆球じゃ・・

・・・眠れません」




「あ・・そ、そうだよな

ごめん」





「どうしてでしょうか・・」





「え?」





「どうして・・

どうして真っ暗じゃないと
眠れないのか・・

自分でも
分からないんです」





「・・・なんで・・だろうな」





「全然・・・

・・・眠れないんです

どうしよう・・」





「どうしようなんて
思うから
もっと眠れなく
なるんだ

どうしようなんて


考えなくて
いいんだよ」





俺は

俺がまだ
神島さんを好きだと
思い込んでいる
マシロを


優しく
抱きしめた



マシロがそう
思いこんでる間は

拒否されない
その行為を




利用していた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ