迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有
第3章 マシロ
「はい
テーブルの上に
置いてあった
・・・カメラです」
「あ~~~あははは
カメラね
あ、そっちか~(笑)」
「えぇ・・」
「カメラは
俺のだけど?
どした?」
「使わないんですか?」
「あ~・・
好きなんだけどな
なかなか
出番がない」
「前は
使ってたんですか?」
「あぁ
デジタルは
あんま、好きじゃねぇんだ」
「興味あんのか?」
「はい!!
すごく興味あります!」
「な、なんだよ
その熱い感じ」
「あ・・すみません」
「んじゃ、いつでも
見に来いよ
暗室もあんだぜ?」
「ほ、ほんとですか?!」
あ・・・
言ってしまった・・・
ちょっと
うれしかったんだ
写真を焼く
という作業より
デジタルで
いくらでも
彩度や明度を
変えてしまう世界しか
知らなさそうなマシロが
アナログな感覚に
興味を持っていることが
いつでも
来ていいわけ
ないのに
いつでもいいと。
いや
いつでもいいように
しなきゃいけないと
思っていたのかもしれない
そろそろ
ママの
言葉が
まだどこかで
ひっかかってんだ
俺。
テーブルの上に
置いてあった
・・・カメラです」
「あ~~~あははは
カメラね
あ、そっちか~(笑)」
「えぇ・・」
「カメラは
俺のだけど?
どした?」
「使わないんですか?」
「あ~・・
好きなんだけどな
なかなか
出番がない」
「前は
使ってたんですか?」
「あぁ
デジタルは
あんま、好きじゃねぇんだ」
「興味あんのか?」
「はい!!
すごく興味あります!」
「な、なんだよ
その熱い感じ」
「あ・・すみません」
「んじゃ、いつでも
見に来いよ
暗室もあんだぜ?」
「ほ、ほんとですか?!」
あ・・・
言ってしまった・・・
ちょっと
うれしかったんだ
写真を焼く
という作業より
デジタルで
いくらでも
彩度や明度を
変えてしまう世界しか
知らなさそうなマシロが
アナログな感覚に
興味を持っていることが
いつでも
来ていいわけ
ないのに
いつでもいいと。
いや
いつでもいいように
しなきゃいけないと
思っていたのかもしれない
そろそろ
ママの
言葉が
まだどこかで
ひっかかってんだ
俺。