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迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第14章 ぷりん

ハァ・・ハァ・・ハァ・・・



めっちゃ
汗だくだぜ


やべ

酒飲んでっから
呼吸、マジやべぇ




「ユウヤさん・・」




ドアの音を聞いて
マシロが
部屋から飛び出してきた

手には
携帯持ってて



目を


丸くして・・・






「今日」





ハァ…ハァ…





「・・え?」








「プリン」








「・・あ・・」










「プリン・・

ハァ・・ハァ・・


今日・・・・



一緒に
食えよ・・ハァ・・ハァ・・


お前と


ふたりで

食うために
買ってきたんだから」









「ユウヤさん・・」






俺は
靴を脱いで

息があらいまま



マシロを
抱きしめた






神島さんじゃなく




俺が


お前を
抱きしめたいんだ




拒絶されてもいい


突き放されてもいい






なんも
伝えないまま

あきらめるとか
できねーんだよ






「だ・・だいじょうぶ?」






「ぶっ倒れそうだから


もーちょっと
このまま




支えといてくんねーか



マシロ・・・」




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