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迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第14章 ぷりん

手際よく
シャワーを済ませ

ハーフパンツを
はいただけの格好で
首にタオルをかけ

俺は
冷蔵庫のドアを開けた



冷蔵庫の中から

コーラと
プリンを取り出し

マシロがいる部屋へ
入ると


マシロは
言われたとおり
布団をしまって

壁にもたれて
座っていた




「待たせたな~~」




「別に」




「ん?」




「待ってませんけど」




(笑)


まぁいいさ


いつものことだ




あ、俺が
上半身裸なのは
そんな珍しーことじゃねぇから

俺は
そのまんまで
マシロの前に
腰を下ろした




「食おうぜ」




そう言って
マシロにプリンを
ひとつ渡し




「気になってたんだろ?

今日中に
食ってやるぜ

早くしねーと

明日になっちまう」





そう言うと

マシロが

クスッっと微笑んだ







「俺さぁ」




「・・・?」




「ほんとのこと言うと

そんな
プリンが好物な
わけじゃねーんだ」




「え?」














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