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切ない関係

第13章 本当は。



「じゃあ、倉石くんだったのかな?」


微かに覚えているのことを確かめようと、聞いてみることにした。


すると、ぽかーんとした表情で、「え?」と聞いてきた。

「俺、あの日の事完全に覚えてるわけじゃないんだけど誰かがいたことは覚えてるんだ。もしかして、倉石くん?」


俺が寝ているのを知っているのは倉石くんしか…と、考えていると


「違うよ。俺じゃない」と倉石くんが言った言葉は、俺が思っていた答えと違っていた。


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