切ない関係
第13章 本当は。
「・・・・・・俺が好き?初めて会った時から?」
二宮先生が言ったことが信じられなくて、抱きしめられている腕の中から顔を上げると少し困ったような表情をしている先生が目にはいった。
「そうだよ、まぁ話すと長いんだけど・・・」
と、先生は俺が入学式の日、桜の木の下で寝ている俺に一目惚れしたこと、日常の中で倉石くんが俺を狙っているのを知っていたことを話してくれた。
「倉石くんが、入学式の日に俺に一目惚れしたって言ってた。でも、もうそこには人がいたって。それって先生でしょ?」
「そうだな。倉石もあそこの場にいたのか?・・・全然気づかなかったなぁ」
二宮先生はもう一度俺をギュッと抱きしめて「でも、相葉が取られなくてホントよかった」と耳元で囁いてくれる声と、先生の体温が夢じゃないって事を実感されてくれるようだった。
自然と合わさる視線、どちらともなくキスをした。
END
二宮先生が言ったことが信じられなくて、抱きしめられている腕の中から顔を上げると少し困ったような表情をしている先生が目にはいった。
「そうだよ、まぁ話すと長いんだけど・・・」
と、先生は俺が入学式の日、桜の木の下で寝ている俺に一目惚れしたこと、日常の中で倉石くんが俺を狙っているのを知っていたことを話してくれた。
「倉石くんが、入学式の日に俺に一目惚れしたって言ってた。でも、もうそこには人がいたって。それって先生でしょ?」
「そうだな。倉石もあそこの場にいたのか?・・・全然気づかなかったなぁ」
二宮先生はもう一度俺をギュッと抱きしめて「でも、相葉が取られなくてホントよかった」と耳元で囁いてくれる声と、先生の体温が夢じゃないって事を実感されてくれるようだった。
自然と合わさる視線、どちらともなくキスをした。
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