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切ない関係

第3章 作戦。

雅紀side


突然電話を切ったと思えば、帰る支度を始める。

「もう帰るの?」


「当たり前でしょ。今から翔さん来ると思うし。」


「えっ!来るの?どうしよう…」


まだ心の準備が…。

「はぁ、好きって言えばいいんだよ。単純に。」


「うん。ありがと。色々…」


本当に…ありがとう。


「最後に…。」


ギュッ。ニノがハグして来た。


俺も感謝の意味で腰に手を回す。


「ふふっ。じゃあね、また明日。」


「うん。」


ガチャッ。


俺は独り、部屋で翔ちゃんを待つ。

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