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切ない関係

第1章 モヤモヤする気持ち。

翔side

「オハヨー」そう言って雅紀が楽屋に入ってきた。

「おはよ。」俺はそう言って読んでいる新聞に目を移す。

今は嵐5人での撮影で楽屋にいる。

すると突然「翔ちゃん!助けてよ~(汗)」と言って肩に寄りかかってくる雅紀。

「ニノが俺の事バカ バカって言ってくるんだ」

「だって本当の事ですから。翔さんもそう思いません?」

そう問いかけてくるニノに俺は適当に返事を返すと、黙り込んだ。

正直、ニノと雅紀が喋っていると心がモヤモヤする。
自分でも分からないし、分かりたくもない。もしこの気持ちに気付いてしまったら……

きっと雅紀を困らせるだけだから。

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