テキストサイズ

切ない関係

第7章 溺愛。

翔side



お前はいつも周りを笑顔にする。



俺じゃない人にそんな笑顔向けないで。


怖いんだ。



いつか、嫉妬に狂った俺が雅紀を傷つけるんじゃないかって………



その笑顔を俺だけに向けろよ。



雅紀の目に映るのは俺だけで十分だ。



そう願ってしまうのはいけない事?



俺だけを見ろよ………。



こんなに思ってるのに伝わらない。



苦しいよ、雅紀。




「………大丈夫だよ。」


夢の中で雅紀の声が聞こえた気がした。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ