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切ない関係

第7章 溺愛。

雅紀side



翔ちゃんと付き合い始めて半年たつ。



家は別々だけど、寝る時は一緒。





ここ最近、隣で寝てる翔ちゃんがうなされている。



うなされてる時に必ず言う言葉は………

「雅紀…雅紀…」




決まって俺の名前。


汗だくの翔ちゃんを優しく抱きしめて、大丈夫だよ。って言うと、落ち着いてまた眠りに落ちる。


そんな状態が二週間も続いてた。



思い当たらない訳じゃなかった。



元々、翔ちゃんは独占欲が少しだけ強い。



俺だって嫌な訳じゃない。むしろ、嬉しいくらい。



でも…それが嫌になる時だってあるんだ。



二週間前、その事でケンカをしてしまった。



その内容は、『俺』にとっては些細な事だった。



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