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切ない関係

第7章 溺愛。

雅紀side



あの日以来…飲みに行っていた芸人さんは、あまり誘ってくれなくなった。



たまに飲みに行っても三人での会になる。これで良かったのかも、翔ちゃんに心配かけなくて済むから。



その後結局、仲直りしたはいいんだけど…



その後から寝てる時、うなされてる翔ちゃんが心配で理由を聞いてみる事にした。

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「あのさ…翔ちゃん」



「何?」



「毎晩、うなされてるけど…何か悪い夢でも見てるの…?」



「………大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。」



「でもさ、決まって俺の名前呼んでる。雅紀…雅紀…って」


それを告げた途端、翔ちゃんの体がビクッと少しだけ動いた。



本当の事を聞き出すチャンスだと思い、更に質問をする。



「うなされるようになったの、ケンカしてからだし…教えてよ…、信用できない?」



「なんでそんな話になるんだよ…信用してないなんてあるわけ無いだろ!」



翔ちゃんの声にビックリする。



「ただ…俺が考えてる事言ったら雅紀に嫌われるって、俺を見なくなるって思っちゃうんだ。」



「分かってないよ…。翔ちゃんこそ分かってない!」



「もっと、もっと俺を信じてよ…嫌いなるなんてあるわけない…。」



「ありがとう雅紀。じゃあ言うよ…全部。」



翔ちゃんは低い声ではなし始めた。



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