切ない関係
第8章 プレゼント。
-3日後の夜-
今日は二人の記念日だから、俺の部屋で祝う。
レストランにしようって言ったんだけど…
かずがどうしても俺の部屋がいいって言うから……
何か特別な日には、俺の部屋になっている。
準備をしていると…
「「ピンポーン」」
かずが来たみたい。
ガチャッ
「早かったね」
「うん、仕事が早く終わった。」
そう言いながらかずは手を洗いに、俺は料理を運ぶ。
なんか、新婚さんみたいだなぁ
「どしたの?ニヤニヤして」
急に声を掛けられ、必死にごまかす。
「えっ、いや別に…」
顔に出てた……
「わ…おいしそうじゃん」
「今日は張り切って頑張ったんだ。」
「「いただきます。」」
「これ美味しいよ。」
「それ、今日の自信作なんだ。」
そんな会話をしていると、楽しい時間はあっという間に過ぎていって、
食事も終わり、くつろいでいる時に俺はプレゼントを差し出した。