切ない関係
第9章 言わなくても。
和side
昨日まーくんに無理やり店から連れ出された後の記憶がない。
はぁ…昨日言った事本当に分かってんのかなぁ?
俺がよく見て注意しなければ。
今日は嵐5人の仕事。
もちろん、あの新人ADの新山さんもいる。
収録が始まる前、俺らを呼びに来たのが新山さんだった。
コンコン
「お願いしまーす。」
「はい!」
新山さんは最後にまーくんをみて少し笑った気がした。
しかもピンマイクを付ける時だって、あんなにベタベタ触る必要なんてないのに……
お尻とか、お腹とか必要以上に触っちゃって。
「くすぐったいですよ~」
「すいません、新人なもので。」
「新人」ってごまかして……まーくんをこれ以上触らせたくないから、そばに行って俺がピンマイクを付けた。
「ありがと、ニノ」
「それぐらい自分で付けれるようになれよ。」
「ふふっ、はいはい。」
ふと新山さんの方を見ると悔しそうに自分の立ち位置に戻っていった。
これで確信した。
あいつはまーくんの事が好き。
それでも、渡さないよ…例え俺の気持ちがバレたとしても。
昨日まーくんに無理やり店から連れ出された後の記憶がない。
はぁ…昨日言った事本当に分かってんのかなぁ?
俺がよく見て注意しなければ。
今日は嵐5人の仕事。
もちろん、あの新人ADの新山さんもいる。
収録が始まる前、俺らを呼びに来たのが新山さんだった。
コンコン
「お願いしまーす。」
「はい!」
新山さんは最後にまーくんをみて少し笑った気がした。
しかもピンマイクを付ける時だって、あんなにベタベタ触る必要なんてないのに……
お尻とか、お腹とか必要以上に触っちゃって。
「くすぐったいですよ~」
「すいません、新人なもので。」
「新人」ってごまかして……まーくんをこれ以上触らせたくないから、そばに行って俺がピンマイクを付けた。
「ありがと、ニノ」
「それぐらい自分で付けれるようになれよ。」
「ふふっ、はいはい。」
ふと新山さんの方を見ると悔しそうに自分の立ち位置に戻っていった。
これで確信した。
あいつはまーくんの事が好き。
それでも、渡さないよ…例え俺の気持ちがバレたとしても。