切ない関係
第10章 歪んだ俺。
いつから、こんな事になってしまったんだろう?
雅紀が傷つくのが分かっててやったんだ。
最低な俺。
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「お疲れー。」
俺の撮影が終わり、楽屋に戻ろうと歩いていたら、ニノに出くわした。
「翔さん、もう終わったんだ。お疲れ~」
「何、これから?」
「うん、じゃ。」
撮影に向かうニノを俺は引き止めた。
「今日、飲みに行かない?」
「うん…この後何にもないけど……じゃあ、電話して?」
「うん、じゃあまた後で。」
ニノの予定を取り付けて、楽屋を後にした。