テキストサイズ

切ない関係

第2章 ライバルと仲間。

翔side

俺とリーダーは渋谷にある行きつけのバーに来ていた。

バーに来て間もなく、リーダーが「何か悩みでもあるの?」と言ってきた。


「なんで?」


俺は聞き返す。


「そんなの見てれば分かるよ、顔に出てるもん…相葉ちゃんの事でしょ。」



なーんだ…バレてたのか。

最初は言うことに躊躇したものの、心を楽にしたくて話す事にした。

-----------

雅紀を見てると、ドキドキしたり…いっつも目で追ってしまう。

ニノと一緒にいるところを見ると、心がヤキモキしたり。


話してる間リーダーはずっと何も言わないでだだ聞いていてくれた。

一通り話終えると、リーダーは一言…

「もうさ、わかってるでしょ?自分の気持ち」

笑いながら言う、リーダー

俺は今まで否定し続けて来た気持ちが一気に溶けていく気がした。

「ありがと…俺、素直になって本当の気持ちぶつけてみるよ!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ