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執事~執事に翻弄されてみない??~

第24章 *キミと通話中

*



家に帰って早速、sense of wonderをかける。



そよ風が吹いているような感覚になれる――…





そこに突然、私の携帯がなる




~♪



海咲だろうか…?







ディスプレイを見てみると



「090-○○○○-○○○○」





「……?こんな番号の友達いたっけ??」



いたとしても今は6時だ。



海咲じゃあるまいしこんな非常識な時間にかける人はいない






恐る恐る"通話"ボタンを押す







??『あ…』





優しくて透き通っている結構高い男の人の声





いやでも待てよ。 なんでかかってきたんだ?




「……なんでしょう」






??『え…?? ぁ…。 大希じゃ…ないよな…』




ダレソレ。



「違います、、けど」






―――………暫くの沈黙





??『うわっ、ご、ご、ごめんなさい!!』






……そんなに慌てなくても…

そう思う。





「間違いですね、切ります」




自分でも無愛想だなとわかるような言い方で切ろうとした



が。






??『待ってください!!』






「……ぇ??」





驚きすぎて変な声が出た







??『ぁの…、後ろで流れてるのってsense of wonder…ですか??』





びくびくとしていて、でも、頑張ったような…蚊が鳴くような声






―――…




「そう、ですけど??」








??『わぁ!! オレも好きなんです!!』







なんだこいつ。





変だなと思ったけれど相手がとても楽しそうに話すのできれない




……。











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