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理想と偽装の向こう側

第22章 約束

一息付いて、折角だからモールを回る事にした。



「志信さんは、出掛ける時は、シャツ系が多いよね~。」



「まっ、歳も歳だし無難にね!」



顔立ち的に、カジュアル過ぎるのは確かに似合わないかも…でも今日も細いストラップシャツの裏面は柄入り、濃紺のカーディガンにベージュのチノパン…メチャクチャ普通なんだけど、メチャクチャお洒落に見える!



見めが麗しの人は、着けるものもランクアップしちゃうんだね!



「普段どこで服とか買うの?」



高級ブランドだったら、どうしよう…。



「え~ユニク〓とか?靴下とか、長持ちするよね!」



「ぶっ!」



「えっ!何か変な事言った?」



「いえ…素敵だなぁ~って…。」



「ん?靴下、長持ちなところ?」



「はははっ!いつまでも、そのままでいてね!」



不思議そうな顔をする、そんな小田切さんが、やっぱり好きだな!

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