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理想と偽装の向こう側

第23章 幸か不幸か

抱き寄せられて、さっきの続きの様に首筋に頭が埋まる。



「香織…いいに匂い…。」



「シャンプーの香りだよ~。」



唇が肌に触れて



「温かい…。」



「うん…熱い。」



「熱い?」



小田切さんが触れたところが、全部火が着いた様な錯覚に陥る。



「はぁ…熱い…。」



「俺も…熱くさせて。」



「えっ!」


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