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理想と偽装の向こう側

第23章 幸か不幸か

そして聴こえた…愛しい人の声…。



「香織ーっ!!」



あぁ…小田切さん…だ。



「香織!しっかりしろ!」



そっか…私…子ども庇って…。



「香織ぃ―――!!」




泣きそうな…。




悲痛な声…。




ごめんね…志信…。






長生きするって…約束。








一人にしない…って。













私…あなたを…


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