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理想と偽装の向こう側

第24章 最終章

「パパ~お手て繋ぐぅ~!」



「はぁい!今日のご飯は何だろうね~。」



「オムシチュ―だよ!」



「それは、楽しみだね!」



父親と母親は、娘を挟んで仲良く歩き出す。



「ただいま…香織…。」



「お疲れ様…志信さん。」




二人は、見詰め合って微笑んだ。









沈む夕日に映し出された三人の影は…長く伸びて、一つになった。








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