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理想と偽装の向こう側

第26章 *番外編* 病院で…

「ん~。う~。」


少しもがくと、唇は離れて


「志…信…。」


「溢れた…。」


えっ!何っ! 


小田切さんは、スープの跡をたどりながら、顎から首筋…鎖骨へと唇と舌先を滑らせてく。


「あっ…ん…!」


「ここ、病院…。」


「っ!!」


私の口を手で塞いで、囁いた。


病院って!


あなたが、声出させてるのにぃ~!


声が漏れない様に口を塞がれたまま、小田切さんは唇を肌に滑らしていく。


わ~ん!!


胸元に届く瞬間…


「渡辺さ~ん!」


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