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理想と偽装の向こう側

第2章 出会い

「俺、小田切志信!君は?」



「わ、渡辺…香織…。」



「香織ね。キレイな名前だね!」



呑気に自己紹介とかしてる場合じゃないんだけど、褒められてつい…



「あ、ありがとう…。」



と、答えていた。



「これから宜しく!香織ん!!」



「か、かおりんっ!?!?」



聞き返そうとし矢先、彼は…小田切志信は、私の手を握り、音が鳴りそうな勢いで、上下に激しく腕を振り握手した。




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