無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「おいしい！」



「ツルツルですね！コシがあります！」



うどんパーティー？は、始まり黎子も暢くんも絶賛してくれた。



気の知れた仲間と食事を囲むのは、本当に楽しい。



「小田切さん、暢くんも料理上手いんですよ。」



「へぇ！食べてみたいな。」



笑顔と口説き文句に(やや腐女子視点)暢くんは、また真っ赤になる。



「ぼ、僕は、ここまで本格的ではないです…。」



うどんをモゴモゴさせて照れている姿が、可愛いい。



「ふふっ、本当に美味しいんですよ。バイト先のお店で試作品を私たちに、味見させてくれるんです。今日も、少し作って来たのよね。」　



黎子が柔らかく促す。



うん…やっぱりいつもと違う気がする。　



それとも、私の前だと素過ぎるだけかな？



「お口に合うか、分かりませんが。」



さほど大きめではないタッパーを出した。



うどんと人数に合わせてきたんだろう。



若いのに心遣いが細やかだなと、感心してしまう。