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理想と偽装の向こう側

第7章 利用と束縛

うどんのパーティーに暢くん誘ったのは、黎子だったよね…。



「暢くん、大丈夫だった?」



「端的に説明しといたわ。頭良い子だから、余計な詮索もしてこないし。それより単純に楽しかったって。」 



「暢くん…心のオアシスだぁ~。」



「純なの分かってるんだから、変なモードで見ないの!」



「は~い…保護者みたいだね。でも、有り難う…二人とも…。」



「ふふふ…腐れ縁だから、仕方ないわよ。」



柔らか微笑む黎子…本当に心強い親友だわ。



「けど、ケーキ仕込んだでしょ!」



黎子はいつもの不適な笑みで



「ふふん!香織の好みで買っただけじゃない。たまたま小田切さんと好みが合っただけだし、半分こして食べれて良かったじゃないの。」



「…くぅ~。」



何も言えない!!



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