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理想と偽装の向こう側

第8章 絶対服従

「ん……いま…何時…。」


全身が倦怠感に襲われながら、目が覚めた。



土曜日の朝…。



私は、ベッドの上にいた。シーツの乱れ具合から、昨日の行為の激しさを物語っていた。



しばらくボウッとしていたが、いつまでもここには居たくはなかった…。



昨日の一部始終がプレイバックしてくるから…。 



「はぁ…シャワー…。」



大きなため息を付いた。



脱がされた服を拾い、シャワールームへ向かう。



テーブルのメモ書きに目がいった



『おはよう。ルームサービス取れるよ。また、連絡する。』



嘉之だ…。



そうだった…朝イチで、仕事だったっけ…正直顔を合わせなくてホッとした。



シャワールームに入って、纏ってたシーツを取る…鏡に映る自分に愕然とした!



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