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理想と偽装の向こう側

第9章 衝動と不安

受賞式当日

私は、パーティーが終わった後の二次会に誘われてた。



安岡さんがメールで送ってくれた、場所に着いて入り口付近で待っていた。



遠目に、はしゃいでる集団が向かってきた。 


嘉之たちだ! 



いつもTシャツばかり着ている嘉之だが、流石に今日はスーツだった。



はうっ!やっぱり似合う~!
フォーマル着せたら、天下一品!なのになぁ~。



うっかり、腐女子モードが入ってしまった。



「渡辺さん、お待たせ!」



嘉之は、照れくさそうに鼻の頭を掻いていた。



「嘉之さん、おめでとう!」



「ん…サンキュー。」



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