テキストサイズ

理想と偽装の向こう側

第9章 衝動と不安

『何で名字なの?』


………それだけ?


ぷっ!嘉之らしいっちゃ、らしいのかも。


それでも、やり取りが出来るのが宝くじ当たるくらい凄いことに感じる。


『お疲れ様です。初めてのメールだから、丁寧にしてみました。』
すると


「チャッチャララ~!」


早い!


『面白いな、香織は。また連絡する。』


きゃ~~~!


付き合ってるみたい!!
付き合ってるのか、分からないけど!


興奮して眠れなくなった!


疲れもぶっ飛び、ずっとメールの画面を見ていた。





気付いたら携帯を握ったまま、朝を迎えていた…。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ