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理想と偽装の向こう側

第4章 同棲スタート

「わぁ~~~っ!!!」



私は小田切さんの家のベッドにいるんだ!



「朝から元気だね~。仕事行くの?」



私か驚いてることなど気にもせず、相変わらずの小田切節で話を進めてくる。



「いや…あの…それよりか!」



「俺、もうすぐ出ちゃうけど、軽く食べれそうなもの作っておいたから、良かったら食べて。鍵はスペア置いとくね。」



「あ…ども…。」



小田切さんは、うんうんと微笑みベッドの端に座った。ベッドが軋む音がして、何だかそれが照れ臭かった。



「大丈夫?仕事、休むの?」



「あっはい。元々今日はそのつもりだったから…。」



そう答えると、小田切さんは私の頭をポンポンと軽く撫でた。

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