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理想と偽装の向こう側

第4章 同棲スタート

「男と女が一つ屋根の下で生活するのよ。お互い性的な部分だって見えてくるのは必須!所詮、私たちだって動物だし、生物。ただの雄と雌なんだから。」



「で、でもさ…そこに理性があるから、人間じゃないの。」



再度、黎子嬢のふふん!
攻撃が出た!



「動物って究極に立たされると二つの本能が働くの…知ってる?」



「うっ…前に聞いたかな~?」



何か冷や汗が出てきた…。
そんな私を気にもせず、黎子嬢は色っぽく話す。



「危機回避本能と生存本能…。」



「ききかいかい?」



「危機回避っ!」



「はいっ!」



ビクっと、身が縮こまる。 





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