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理想と偽装の向こう側

第13章 対決

火曜日

私は、小田切さんが借りてきたDVDを返しに、レンタル屋に寄っていた。



「週末も何か観ようかな…。」



そう思った途端、前回の状況を思い出した。



またあんな状態になるのもな…計算ぽいかな…。



悶々としてると



「そこで悩んでるのは、渡辺さんだね!今日こそディズニーを借りようか思案中かな!」
「借りませんよ!」



滝島さん…それネタですね。



「一回、観てみな~大人でも感度するよ!」



「分かりましたよ。子供出来たら考えます!」



滝島さん見てたら、そんな言葉が出てしまった。



「おっ!小田切の子かな?」



チュドーン!!
なっ!!
みんなして、爆撃してくるな! 



「滝島さん…私と小田切さんは、そんな関係じゃありません!」



悲しいけど、事実そうだ。



「そうなの?あっ渡辺さん、少しお茶しよう!」 



「いいですけど、家の方は大丈夫なんですか?」



「メールしとくから、大丈夫!」



そう言うなり滝島さんは、早速メールを打っていた。 



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