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理想と偽装の向こう側

第13章 対決

抱き締めてもらってフルパワーチャージ!



私は待ち合わせ場所に、再度気合い入れて、足早に向かった。



待ち合わせは、公園にしてもらった。



ここならそれなりに人目もあるし、外で変なマネもしないだろう。



早めに着いてベンチで深呼吸をしていると



「チャラチャラ~!」



嘉之からだ…。



ドキドキしながら電話に出ると



『駐車場ないんだけど!』



若干不機嫌な声で開口一番に言われた。



ゲッ!不機嫌なのは、困るな



「裏手の方に無かった?」
『満車!』



あ…満車って…。
確かに周りは家族連れで、来てる人たちが多かった。



それでも駐車場は、結構スペースかあったと思ったのに。



「どうする?」
『俺んところで、良くない?』



あぁ~!!
良くないから、公園にしたのに! 



「じゃあ…少し離れてるけど、コインパーキングがあるから…。」



『面倒くせっ!とりあえず駐車場前に寄せてるから来てよ!ブツ!ツー。』



「よっ!…くっ。」



早速、雲行きが怪しくなってきた…。



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