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理想と偽装の向こう側

第15章 発動

あ…心配しちゃうかも。



「疲れですかね~!たまに、胃にきちゃって。うどんならそんな負担かからないかなって…。」



きっと、小田切さんなら笑いながら、
『そうだね~!』と、言ってくれると思ったが…予想とは裏腹に、厳しい顔になっていた。



「香織ん…病院行こう。」



「小田切…さん?」



病院…そしたら…結果が分かる…。



「あっ…うん!でも、ちょっとキリキリするくらいだから、後で薬局で胃薬買うよ…。」



しまった…検査薬、買ってない!
更に



「素人判断は、良くないよ…。明日でも、会社休んで行けないかな?」



小田切さん…どうしたんだろう?
いつになく、堅い感じたな…。



「分かった!明日は流石に無理だから、近々行ってみるよ…。」



原因は…他かもしれないのに…。



「うん…早めにね。何なら付き添うから。」



「えっ!一人で大丈夫だよ!」



来られちゃ困るよ!



何か小田切さん、いつもと違う?
色々あったから、心配性になってるのかな?



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