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理想と偽装の向こう側

第2章 出会い

「舐め合わない?」



「はい?」



その言葉につい反応して、怪訝な顔して後ろを振り返った。



「舐め合おうよ。」



な…舐め合う…?



何を…?



キャンディー?



ナメコ?



そりゃ味噌汁でしょ!



心の中で、つい自問自答してしまった。



てか、言葉の意図が分からな過ぎて、正直パニックが起きている。



私が目を見開いたまま固まってると、一人分位の距離まで男は近づき、目を合わせられる位置まで頭を傾けた。


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