理想と偽装の向こう側
第17章 希望と絶望
土曜日の朝…。
微睡みの中、昨晩の余韻が残るまま目が覚める。
結局、狭いベッドに二人で寝る事になった訳だが、朝起きて腕の中に大切な人がいる現実が、何て幸せなんだろうと、噛み締めながら隣に寝てる光花を存在を確かめ……
たら、居ない!!
「光花っ!?」
勢い良く身体を起こすと、キッチンから何か作ってる、音が聞こえた。
布団をはね除け、着るもの着てキッチンを覗くと
「あっ!おはよう~志信さん!」
そこには、お玉を持ちながら笑顔で振り向く、光花が居た。
「…おはよう…何か作ってるの?」
「うん…朝ご飯にお味噌汁と玉子焼きだけだけど…勝手に、お味噌使っちゃった。」
怖ずおずと話す光花に近付き、そっと頬に指先で触れる。
「味噌くらい、使っていいけど…身体…大丈夫?」
「身体…?あっ…。」
光花は、昨晩の事を思い返したのだろう、一気に真っ赤になった。
「辛くない?ゆっくり、寝てて良かったのに…。」
「う、うん…ちょっと筋肉痛だけど…大丈夫…。」
更に真っ赤になる光花に、胸の奥が熱くなり、抱き締める。
微睡みの中、昨晩の余韻が残るまま目が覚める。
結局、狭いベッドに二人で寝る事になった訳だが、朝起きて腕の中に大切な人がいる現実が、何て幸せなんだろうと、噛み締めながら隣に寝てる光花を存在を確かめ……
たら、居ない!!
「光花っ!?」
勢い良く身体を起こすと、キッチンから何か作ってる、音が聞こえた。
布団をはね除け、着るもの着てキッチンを覗くと
「あっ!おはよう~志信さん!」
そこには、お玉を持ちながら笑顔で振り向く、光花が居た。
「…おはよう…何か作ってるの?」
「うん…朝ご飯にお味噌汁と玉子焼きだけだけど…勝手に、お味噌使っちゃった。」
怖ずおずと話す光花に近付き、そっと頬に指先で触れる。
「味噌くらい、使っていいけど…身体…大丈夫?」
「身体…?あっ…。」
光花は、昨晩の事を思い返したのだろう、一気に真っ赤になった。
「辛くない?ゆっくり、寝てて良かったのに…。」
「う、うん…ちょっと筋肉痛だけど…大丈夫…。」
更に真っ赤になる光花に、胸の奥が熱くなり、抱き締める。