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理想と偽装の向こう側

第17章 希望と絶望

「いいけど…狭いから疲れない?」



「大丈夫だよ~。」



大丈夫だよ~って…他にも大丈夫じゃない事あるかもしれないだろ!



「ふぅ…筋肉痛…まだ残ってるだろ?だから、ゆったり寝れた方がいいと思うよ。」



そう言うと、ちょっと頬が赤らめたが



「ダ…メ?」



上目遣いで再度言われ、ボスッと、俺は持ってた布団に顔を埋めた。



あぁ…光花は、まだまだ純粋な天然娘なんだ…そう、全部裏はない…。



自分に色々言い聞かせ、布団をしまい、精一杯の平常心と笑顔で答えた。



「いいよ…あと明日の朝、無理して起きなくていいからね。」



「うん!ありがとう!」



光花は、満面の笑顔になる。



…キツイ…な…。


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