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理想と偽装の向こう側

第18章 永久と再会

「そうだね…。遊びに行かせてもらったら、靴下のお姉ちゃんだって思うよ。」



「ふふ…だといいなぁ~。」



時計を見ると、もう時間になってしまった。 


少ししか居られないのが、口惜しい…。



「光花…これ転送しとくからね。滝島が、直メしたがってたけど、俺が嫌だから断っちまった。」



「え~!そうなの!」



ニコニコしてる光花の目元に軽くキスする。



「ひゃっ!」



「ぷっ!お休み~また、明日ね。」



相変わらずだな。
そう思って、部屋を出ようとした時…



「志信さん…お仕事忙しいんでしょ?毎日来るの大変だから、週末だけで大丈夫だよ!」



「え…。大丈夫だよ!」



企画担当の話は一切してなかったが、ここんとこ来るのが遅くギリギリだったから、きっと推察したんだろう…。



「志信さん…ありがとう!でもね!志信さんが頑張ってるから、私も頑張れるよ!だから…無理しないで…。」



逆にだろ…。



君が頑張ってるから、俺も頑張れるんだよ…。



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