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理想と偽装の向こう側

第18章 永久と再会

光花は服を握りしめながら、俺の欲望を浮けとめてくれていた。



「ん…ん~…。」



久々に抱き締めて、改めて感じた…本当、痩せたな。唯でさえ小さな身体が、一回り小さくなっている。



これで治療に堪えていけるのか?



「はぁ…志…信…さぁ…。」



夢中になり過ぎてたが、光花がちょっと息苦しそうだったので、唇を離す。



「はぁ…ごめん…。苦しかった?」



抱き締めながら、彼女の頭に自分の口元を押し当てる。



「ん~ん…大丈夫…。はぁ…。」



そう言いながらも、息が上がっていた。



「光花…。」



抱き締める腕に力が入る。



光花をすっぽり包み込みながら、目線の先にかなり食べ残してる配膳が目に付いた。



「光花、あれお昼ご飯?」



「あっ…うん…食べきれなくて…。」



かなり食が細くなってるのが伺えた。


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