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理想と偽装の向こう側

第19章 罪悪感?

「小田切さん…だって、いつもギュッとしてくれてたよ。」



「うん…。」



意を決して聞いてみる。



「協定…同棲始めた時の…約束…。」



「うん…。」



ゴクリ…。



「あれ…ずっと、有効?」



小田切さんの、身体が少し反応した。



「どうゆう意味?」



「やっぱり…『キスもセックスもしない』…の?」



「…香織ん…心の準備、出来る?」



ドキンッとした。



逆に聞かれた上に、心の準備って?



「えっ!心って…。」



プチンッ。



瞬間、背中に何か弾けた感覚がした後、胸元の締め付け感が無くなった。



ん?
これって…。



「きゃぁぁぁっ!!」



私が、胸元を押さえながら後ろにさがると



「ほら!驚いてるじゃん!」



ニヤリと小田切さんは、笑う。



「だ、だ、だって~!いきなりでビックリするよ!」



そう…突然ブラのホックが外されたから。



早業だ…。

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