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理想と偽装の向こう側

第19章 罪悪感?

小田切さんは、背中に腕を回し



「香織ん…その体勢辛くない?」



「ん~?」



いや!
ちょっとキツイけど、離れないぞ!



と、思っていたら小田切さんは身体の向きを変えてくれて、抱き付き易い体勢にしてくれ、改めて腕を背中に回してきた。



いつもみたいなギュットではなく…そっと包み込まれるかの様な…。



どっちなのかな?



一週間ぶりだもん!
とことん甘えてしまおう!



私は小田切さんの身体にくっつくくらい、腕に力を入れたら、



「香織ん…ちょっと密着し過ぎじゃない?」



「そうかな…いつもと同じだよ!」



寧ろ、くっついてないくらいだよ!



「うん…でもさ…。一応、俺も男だし…。」



「へっ?」



小田切さん…今更そんな事言われても…これ以上のこと、散々色々ありましたよね?



やっぱり、変だ!

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