テキストサイズ

理想と偽装の向こう側

第19章 罪悪感?

「大人二名、部屋空いてますか?」



小田切さんが、ホテルのフロントで手続きをしている。 



全国展開のビジネスホテルに入った。



綺麗だし、アメニティも揃えてあるから安心して急遽でも泊まれるから助かる。



最近は、こうゆうホテルがあちこちにあって、便利だなぁ~と思う。



フロントの女性がパソコンをキーボードを叩きながら確認している。



「ツインはあいにく満室でして、シングルかセミダブルのお部屋ならご用意できますが…。」



小田切さんは迷わず



「じゃあ、シングルを2部屋で…。」



えっ!バラバラ!



「すみません!安いのはセミダブルですか?」



私は反射的に話に、割り込んだ。


 
「あっ、はい!今ならカップルプランですと、更にお安くなりますよ!」



よっし!



「じゃあ、そのプランでお願いします!」



「えっ!かおっ…。」



小田切さんは驚いたが、言葉を飲み込んだ。



「安い方が良いじゃないですか!」



一緒に、居たいし!



「畏まりました~!」



フロント女性は、笑顔でサクサク手続きをしてくれた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ