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理想と偽装の向こう側

第19章 罪悪感?

日曜日

「あ~!いい天気で良かった~!良く寝れたし!ねっ香織ん!」



ホテルをチェックアウトして、車に乗る時に腕を大きく伸ばして小田切さんは、爽やかな笑顔だった。



「ふあぁぁ…良かったね~。」



それに引き換え私は、朝から欠伸が止まらない。



「あれ?枕変わっても大丈夫じゃなかったっけ?」



「はい…大丈夫ですよ…。」



誰のせいでこんなになったと!と、言いたいけど、元々私がセミダブルにしたのが原因だし…。



じとぉ~と、小田切さんを見たけど何も言えないまま、助手席に座る。



車を走ら出させ



「ここからなら、1時間半くらいで行けると予定だから。」



「あ…はい…。楽しみ…。」



ヤバイ!眠気が早くも襲ってきた。



「香織ん眠たいなら寝てていいよ~。」



「いや!大丈夫だよ!」



小田切さん一人に運転させてて悪いし!



でも、その強気も虚しく5分後には、眠りこけてしまった…。

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