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理想と偽装の向こう側

第19章 罪悪感?

火曜日

会社の掛かり付けの病院に、朝から検査に来て、胃カメラを飲むはめになり大変だった。



「気持ち悪い…。」



噂には聞いていたけど、こんなに苦しいとは思わなかった…。
涙も鼻水も出ちゃったよ~。



色んな意味で、気持ち悪くなった。



検査後に小一時間くらい、結果待ちしていた。 



「256番の方!」



私だ!



「はいっ!」



ドキドキする。
何でもなければ、良いんだけど…。



医師が居る部屋のドアの前に立つ。



思わず、深呼吸。



「ふぅぅ~。」



いざっ!!



「渡辺香織さん…そこに座って。」



「は、はい!」



先生の机には、胃カメラで撮影した写真もあるみたいだ。



「症状としては、痛み、吐き気、ムカムカするのと、胸焼け…前にも似たような事あるみたいだね。」



「はい…貧血ぽくなる時とか…。」



医師は、カルテに書き込みながら



「渡辺さん…。」
「はい…。」



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