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母を観察?

第27章 母…真面目になる

『赤井君…それだけで、ゲイと決め付けるのはまだ早いかもね?
中学生だもの、何にだって興奮するし…オナニーだってする。
変な話し…犬の交尾にだって興奮する年頃なんだよ。』



犬って…



『…それが続いて…やっぱり、告白して先輩を自分のものにしたいと思うくらいなら…また、それはそれで話しが変わって来るし…
受けか、攻めかでも…状況は違うから…』



「うけ?せめ?…え?」


「赤井…わりぃ…それは追い追い話すから」



『多分…親にも友達にも、言えない事だっただろうし…羚君の昔のカミングアウトを最後の糸と思い掴んだんでしょう?』


「はい…トキネさんなら…俺のこの状況が、どうゆうものなのか、的確にアドバイスしてくれるかもって。」


『そうね…
他の人だと。こうはならず……驚いて固まるか、オロオロするか…軽蔑するか…だから』



赤井はさらに俯く…



『もし、赤井君がゲイなら…
これからの人生は…辛いことばかりだと思った方がいいわよ…』




母の口から…



そんな事を言うなんて
思わなかった




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