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可愛い君

第3章 失恋





私は幾宛もなく


途方に暮れていた…


気がつけば

知らない住宅街…


「ここ…何処だろ……」


私は人気のない


住宅街にポツンと佇んでいた…





「あれ…野々村さん?」




背後から
私の名前を呼ぶ人

この辺で知り合いなんていない。



「誰?」


私は振り返った。



「…香坂部長?…」

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