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可愛い君

第4章 新しい恋



「なぁ…莢…
 なんで帰って来ないんだ?
 部屋みたら家具だけで他の物は
 ないし…帰って来てくれよ…莢。」


この男は今更なに言ってんだ?


私達のベッドで

他の女と愛し合ってた癖に。


「勝手に家飛び出して
 音信不通になって
 悪かったわ。
 でも結人とはもぅ彼氏とは
 思えない。
 ベッドで愛し合ってた
 彼女と付き合えば?」


私の声は思ってたより
冷めていた。

受付の前なのにこの雰囲気

ロビーに

あたしたちだけで

安心した。

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