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そんな想い

第3章 チャンス到来…?

あの日以来の松岡さんの部屋。

「お邪魔します」

別に悪いことをしてるわけでもないのに、なんだか緊張する。

「悪い。ちょっと着替えるから、適当に座ってて」

そう言うと、松岡さんは奥の部屋に消えて行った。

チラリとベッドが見えて、俺はドキッとした。

そりゃ意識しすぎだろう…と、自分でもおかしくなった。


着替えた松岡さんはキッチンから、ワインと日本酒とビールをもってきた。

それから、つまみの類も。

「これ、もらい物なんだけどさ。いいヤツらしいから」

ワインも日本酒も、外で飲んだら結構な値段を言われる代物だった。

「へ~、豪勢ですねぇ」

「どうも一人で飲むのはもったいなくてさ。お前誘えてちょうど良かったよ」

「じゃ、遠慮なくいただきます!」

「おう!」

こうして楽しい酒宴がスタート。

アルコールが入ると、俺のぎこちなさも、徐々にマイルドになっていた。

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