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そんな想い

第6章 ヘタレてばかりもいられない


俺はだまっておかゆを食べた。

そしてアイスに手を付けると、「俺が体調悪いとき、ウチの母親がそれやってくれてね」と。

すべて食べ終え、薬を手に取る。

「粉だ」

ボソッとつぶやいた。

「あれ? 苦手か?」

「はい…」

「我慢して飲めよ。大人なんだからさ」

「………」

松岡さんは水を持ってきてくれ、俺の前に突き出す。

それでも躊躇する俺。



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