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そんな想い

第8章 松岡の告白


「だってさ、お前も酔ってたからさ。悪ふざけかもしれないだろ?」

「そんなこと…」

「お前にキスされて、それでわかったんだよ。俺はお前のこと好きなんだなぁって」

「え?」

俺の驚きなど無視して、松岡さんは続ける。

「キスのこと話して、覚えてないとか言われたら…怖くて言えなかったんだ」

俺はたまらず、松岡さんをこちらに向かせた。

じっと目を見る。

松岡さんも、俺をじっと見ていた。

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