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そんな想い

第1章 俺の気持ち

会社の裏手、なにげに駅と反対方向だから、みんな行かないような店。

「おごるからさ。飲めよ!」

「あざーす」

お言葉に甘えて飲みまくる。

俺が飲むもんだから、松岡さんも飲む。

で、1時間くらいしたら、見事に出来上がっちゃった松岡さん。

そりゃそうだよ。

俺は資料作って終わりだったけど、松岡さんは違う。

むこうの会社に行ったり、持ち帰った課題をこなしたり。

その間にも別の仕事したり。

疲れてたんだよね。

ろれつが回らない松岡さんがいとしくて仕方ない。

「そろそろ帰りましょう」

そう言ったのも、理解してない風。

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