ANOTHER
第3章 THREE
ベッドに横になると同時に、気を失ってしまった。
スーツでは、息苦しそうなんで、
上着を脱がせ、ネクタイをとる。
シャツの首もとを緩めようとしたら、手首を掴まれた。
『、、、、、やめっ、、、じ、、、ぶんで、、でき。ます、、』
《は、、》
上体だけ起こし、胸元を緩め出した。また気を失わないか、気がきじゃなかった。それほど、やつれて見えた。
《杜さん、聞いていいですか?
あれは、何やったんですか??》
億劫そうに、こちらを見てる。
目が、聞かないでくれと言ってる。その奥に、闇と艶をはらみながら、、
『さっき、、も、、言ったとおり、、
知らない人に腕を掴まれただけです。』
《で、、でも、、そんな風には、見えへんかった!!》
『!!!それだけやのに!それ以上どう言えばいいんですか!』